＊2005年のものです。

文京で武田五一展

文京ふるさと歴史館で特別展「近代建築の好奇心　武田五一の軌跡」を開催します。 2005年10月22日(土)〜12月4日(日)。公式サイトはこちら。

萬來舎の復元

慶應義塾大学三田キャンパスの南館（隈研吾設計）の中に、萬來舎が「復元」されました。かつての萬來舎（1951年、谷口吉郎設計）は、イサム・ノグチがデザインしたノグチルームで知られていましたが、2003年に取壊されました。取壊しを巡っては、アメリカのイサム・ノグチ財団などが取壊し工事中止を求める仮処分申請（ノグチルーム移築事件）を出すなど、反対運動が起こりました。大学側では、以前の建物をできるだけ復元する案も検討しましたが、著作権を管理する財団がコピーを造ることに反対したため、復元はしたもののかつてのノグチルームとは異なるデザインにせざるをえなかったとのこと（財団はノグチルームという名称を使うことも許可せず）。 読売新聞（2005.5.10　夕刊）では「歴史的建築物への慶応大学の見識の低さを露呈させた」と批判されています。

歌舞伎座の建替え検討

松竹と歌舞伎座は「歌舞伎座の建替えを検討」と発表しました（建通新聞東京2005.4.26など）。吉田五十八による戦後の改修からでも50年以上を経過しており、設備面での老朽化が目立つため、という理由のようです（確かにエレベータなどバリアフリー面で不備がある模様）。国の登録文化財になったため（2002.3.12官報告示）、当分は建替えはないと考えていましたが、予断を許さない状況です。

三信ビル建替え決定

三井不動産は1月21日、有楽町の三信ビルが老朽化のため、建替えを決定と発表しました。時期は明示されていません。
http://www.mitsuifudosan.co.jp/home/news/2005/0121/

新田ビル建替え

3月22日にニッタ東京支社が赤坂2丁目に移転、4月から銀座にあるビルの取壊し工事が始まるとのこと（2007年3月竣工予定）
http://www.nitta.co.jp/ir/

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